塩山の家。屋根通気工事、瓦葺き工事が完了しました。
2021年10月16日
甲州市塩山の『ワンフロアで安全・快適に暮らす家』
建て方工事の最後に屋根の通気工事を施工しました。
外壁通気は一般的ですが屋根通気はもっと重要です。
一度屋根の野地を仕上げた後に通気層を作り、もう一度野地板を張って通気層を作ります。
温暖化が進む日本で特に夏の暑さは酷いですが、屋根にワンクッション通気層を設ける事で
屋根の熱が直に建物に伝わらず、建物の上部に溜まる湿気もこの通気層で排出されます。
通気層があると真夏でも小屋裏に潜っても快適に過ごせます。
屋根の防水、ルーフィングを張った後に瓦の材料が荷揚げされました。
瓦は1枚だけでも重いのでこれで何トン載っているのでしょう。10トン近くは載っているのか。
壁の補強金物はこの瓦が載って荷重が架かってから釘を締めます。
まだまだ暑い日が続く中、瓦職人さんの作業も大変ですが、とても綺麗に葺いてくれています。
瓦はいつも採用させて頂いている素焼き、陶器瓦です。色はノルディックブラウン。
焼き物ならではの1枚1枚の風合いがとても素敵です。陶器なので耐久性も心配ないですね。
天窓廻りの納めもバッチリです。
通気部分。軒先はこれからパンチングメタルの役物を取り付けます。
ここから入る空気が屋根の棟に取り付けた棟換気口から抜けて常に空気が流れるようになります。
本当に見えない部分ですが、家にとってこう言う部分がとても大切な工事です。
デザインも性能もどちらもしっかりした家を作りたいと思います。