小淵沢の家のリノベーション工事。完成しました。
2021年6月30日
昨年の11月から工事を始めた、小淵沢の家のリノベーション。
春に完成した時の画像をアップさせて頂きます。
一昨年の秋にご連絡を頂いてから始まったプロジェクト。お打ち合わせ1年、工事半年の
大きなプロジェクトになりました。
築36年の家のリノベーション。昔住宅として住まわれていた建物は、
現在別荘兼会社の保養所として使われています。
内装のアレンジと合わせて基本的な部分の改修工事も行いました。ここは重要です。
屋根は1度塗装工事が施されていましたが、雪だけではなくて木の葉が屋根に積もる事もあって
だいぶ傷んでいましたので今回はガルバニウム鋼板の段葺きカバー工法で改修しました。
合わせて9か所ある天窓もすべて部材を解体して防水のメンテナンスをしました。
キツツキが穴をたくさん開けてしまっている軒天井には、リブ付のガルバニウムを張ってカバー。
リブ付の表情が木を張ったような雰囲気になってとても良かったです。
湿気がこもってカビ臭さが室内にもあったので、床下に強制換気のシステムを導入しました。
内部は家全体がベニアで仕上げてある少し暗めの雰囲気でしたので、できる限り壁を解体し
オープンな空間にして明かりを取り入れました。現しになった柱や筋交いもアクセントに!
既存のドアには鉄錆塗装でエイジング。木の扉が本当に鉄の扉に見えます。
3階のロフト部屋は片流れに近い変則な天井の形状でした。また寒い小淵沢で暖気が
一番高い部分に溜まって、それが結露してカビが生えて傷んでいましたので、
三角屋根の様に天井を組みなおして屋根裏に換気システムを導入して、
常に空気が循環するようにしました。
三角屋根になった天井にはパインの板を張って。部屋の雰囲気も全然変わりました。
家全体を明るくするために、壁天井を漆喰、ペンキ、クロスと3種類の材料で仕上げました。
特に漆喰は冬の工事と言う事もあって管理が大変な作業でしたが、とても綺麗に仕上がりました。
小淵沢での冬の作業。職人さんは大変な作業でしたが本当に良い仕事ができて良かったです。
私も毎日山梨の端から端まで頑張って通った甲斐があります。